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砂漠の海へ 〜イスラームとの衝突〜
 序章/ベルベル人の大地へ
第一章/不帰の岬ボジャドール
第二章/塩と金の隊商
第三章/海のサハラ
第四章/イスラーム軍との戦い
モロッコ = タンジェ、エル・ジャディーダ、エッサウィーラ、ボジャドール、マラケシュ
モーリタニア = アルギン湾
マリ = トンブクトゥ、ジュンネ、モプチ
収録「世界遺産」 モロッコ=マラケシュ、エッサウィーラ、エル・ジャディーダ
マリ=トンブクトゥ、ジェンネ
モーリタニア=バンダルゲン国立公園
 その先は魔境と恐れられたボジャドール岬。ポルトガルの船乗りはそこを超え、不毛のアフリカ大陸西岸を南下する。そして、黄金を産する未踏のアフリカ内陸への進出を企てた。ヴァスコ・ダ・ガマの生まれる半世紀前のことだった。

 第3巻ではイスラーム教徒の世界を歩き、ポルトガル人とイスラーム教徒の確執の歴史を語ります。北西アフリカ沿岸に建てられた数々のポルトガル要塞からは、今も大砲が海を睨んでいます。岩塩を運ぶラクダのキャラバン、コーランの祈りが響くアフリカ最古のモスクは、大航海時代以前から栄えていたアフリカ内陸の王国をしのばせます。今は漁業でにぎわうボジャドール近辺には、座礁船が何隻も錆びた船体をさらしています。かつて魔境と言われた海の厳しさを納得させられるでしょう。水温15度、砂漠の砂が舞うモーリタニアの海でイルカが追ったボラを捕る漁師。ニジェ−ル川のそばで米をつくる農耕民、牛を育てる遊牧民など、海から内陸から北西アフリカの今を伝えます。